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好きだな、これ

日記
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2023/05/19

ドラマ『ガンニバル』を観た。有給消化中だから、一気に2日で見れた。久しぶりのゾクゾク感だった。過去に観たミステリー、サスペンス、サイコスリラーの傑作を思い出した。柳楽優弥は表情が良い。直接関係ないが『ディストラクション・ベイビーズ』を観たときに、「暴力が似合うな」と思ってしまった。こういうイメージは、俳優としては嬉しいものなのだろうか。他の映画も観てみたい。あ、浅草キッドを観ないと。

そろそろハローワークに行かないといけないような気もするが、あと3ヶ月ほど時間があるので、まあいいかとも思っている。焦っても一緒だし。今は好きなことをして、稼ぐ方法を模索することに集中しよう。でも生活費が途絶えると考えると怖い。不安でいっぱいではある。ただまだ焦ってないということは、経験上なんとかなる。焦り始めてから動いてなんとかなった人生だから。ただ焦ると心理的に体力を消耗するので、ストレスがかからないような動き方はしたい。バランスである。

今は好きなことに集中しようとしているけど、改めて「好きだな、これ」を思えることが3つある。

前提を書いておきたいのだが、うつ病になって、前は楽しかったことが楽しくなかったり出来なかったりする。僕は一時期毎日小説を読んでいた。小さい文庫本だったら仕事がある日でも一冊読んだ。でもうつ病になってから小説が一冊も読めていない。映画も同じで大学時代に単位を取り終えてずっと家にいたとき、ずっと映画を観ていた。でもうつ病がひどいときは、年に1、2本観たくらいだった。だから「あ、これがやっぱり好きなんだ」と感じられたのは僕の中で大きな進歩なのである。嬉しい。

一つ目は文章。僕は会社に務めていたとき、義務でも何でもないのに日報を書いていた。毎日ではないが、思ったこと、気付いたことを(角が立たない範囲で)つらつらと書いていた。3000文字くらい書くこともあった。社内チャットで投稿していたのだが、あまり誰からも反応がなかったので読まれているかは分からない。でも自己満足で整理していると楽しかった。改めて日記をつけたり随筆を書いたり詩的なものを書いたりすると、楽しい。自分の中から溢れ出る何かを拾う、そして伝わるように言葉に変換するプロセスは面白い。

二つ目は、映画やドラマ、アニメ。去年観た映画も両手で数えられるくらいだと思うが、今、観たい映画が沢山ある。ドラマも7話ほどあるシリーズを二つ観た(休みだから時間がある、というものあるけれど)。多くの作品に触れたい、多くのストーリーやキャラクターとその感情に触れたい、多くの役者や脚本に触れたい。純粋にそう思う。

三つ目はカメラ。今朝もカメラを持って家の周りを散歩した。普段見えない景色が見える。僕はゴミ、電柱、壁など、無機質なものを撮るのが好きなのだが、風化が伺えてワクワクする。なんだろう、普段見えないものが見える感覚、視野が広がる感覚、日常が絵になる感覚が楽しいのかもしれない。作品を撮るのとは違って、自分の唯一無二の視点を探す、そのプロセスが楽しいのかもしれない。

という感じで好きなものを改めて「好きだ」と認識できた。今日も好きなことをして生きようと思う。