映画とラーメンは元気をくれる

日記

朝八時に起きてお昼までに文章を沢山書いた。朝八時に起きた、というのが良い。理想的だ。習慣にしていきたい。お昼を済ませて下北沢に向かう。「下北沢トリウッド」という映画館だ。

下北沢は下町の雰囲気がありつつ、お洒落でユニークな人、お店で溢れていて不思議な気分になる。デートで中古レコード屋行ったのを思い出す。映画館は小規模で、席に番号が書かれていなかった。大きな映画館とは違い、人との距離、スクリーンとの距離が近く、みんなで一緒に観ている感覚になった。「映画館が素敵だから」という理由で映画を選んでもいいかもしれないと思った。

『リバー、流れないでよ』を観た。ツイッターで紹介を見て、必ず映画館で観たかった作品だ。「元気とインスピレーションをもらえた。俳優がみんな楽しそうに演技をしている。SFミステリー要素とドタバタ感もあり、最後まで安心してワクワクして観れた。ずっとニヤニヤしていた。

「ヨーロッパ企画」という人気劇団が手掛ける長編映画で、前作『ドロステのはてで僕ら』も楽しんだ。実は二年前くらいに『九十九龍城』という演劇を本多劇場で観ていた。時間や空間の構造を利用した群像劇コメディで、複雑なはずなのに分かりやすく、人間模様の温かみが繋がる脚本、演技なのだ。

そう、みんな楽しそうに演技をしている。コメディ演劇、群像劇らしい演技というか、元気をもらえるのだ。微笑ましいし、下らないし、可笑しい。言葉と言葉の言い方、ストーリーでここまで感情を生み出せるというのは、感嘆だと思う。創造力、作品、演出の力は恐ろしい。

下北沢は一度写真を撮ってみたかったけど、少し頭がボーッとするので、無理せずに帰った。首と肩が凝っている気がする。もしかしたら昨晩、寝る前にスマホを見すぎたかもしれない。インターネットと離れることを意識しないと。あと首と肩のストレッチは必須。家に帰りながら「ここ、写真撮りたい!」と感じるところが幾つかあった。また今度来よう。

夕方だったが、お腹が空いていたので、家の近くのラーメン屋に行った。夜になるといつも長蛇の列なのだが、夕方でも少し人が並んでいた。家系ラーメンで、味が濃くて、本当に美味しいのだ。ここの店員さんも元気に働いていて、「僕も頑張ろう」と思える。

帰ってボーッとしていたのだが、急に本が欲しくなって二万円分くらい衝動買いしてしまった。エッセイ、短歌、俳句、自己啓発書だと。まだ読めていない本が沢山あるのに、ほしい本があると勢いで買ってしまう。収集欲なのか、衝動なのか、癖なのか。僕の価値観的に、ブランド品じゃないし、使わない物でもないからいいか、と思いつつ、本だからといって買いすぎはよくない。積読が溜まっているから、どうせ読むのは少し先になるかもしれないのに。

という感じで反省しつつ、「本だからいいや、投資だし、沢山インプットしてアウトプットに活かして、いつか回収しよう」と開き直り、寝た。でもやはり計画性なく衝動買いしてしまうと自分を責めてしまうし後から家計が苦しくなるので、どうにか対策を考えよう。もう7月だから仕事もそろそろ探そう。