日記では出来事に着目する

日記

2023/07/29

朝九時ごろ起きて、いつも通り猫に餌を与える。身体が怠い。でも眠れないから、アップルジュースを飲みながらスマホゲームをした。次のステージがもうすぐ倒せそうだけど上手くいかず、モヤモヤして何度もプレイしてしまう。パルムを食べる。気付いたらお昼前だった。お腹が空いていたが、何もやる気が起きなかったので寝ることにした。

起きたら夕方だった。昼頃に寝てこんな長い時間寝続けるのは珍しい。もしかしたらトイレで何度か起きたかもしれないけど覚えていない。書く意欲が湧いてきて、寝たことを後悔する。

夢を見たのを思い出した。僕を追い出した会社の副社長が出てきた。副社長もクビになっててゼロから就職活動していた。元コンサルだったこともあり企業の調査などが得意で熱心に情報収集していて、勇気づけられた。やっぱりこの人はいい人だ、僕も転職活動を頑張ろうと思った。と夢を振り返っていると、寂しい気持ちになった。もちろん現実では副社長はまだ会社に所属している。色々お世話になって、一緒に散歩することもあった。でも会社から捨てられた気持ちもあり、複雑だ。毎日前職のことを一度は考えてることに気付く。早く執着を捨てられたらいいなと思った。

昨日の分の日記を書いた。いつも次の日に日記を書くようにしてるが、もしかしたらその日の終りに書いたほうがいいのかもしれないと思った。出来事だけを書こうとすると、なかなか難しく時間がかかった。途中でご飯を炊いた。ご飯を炊くこと自体が僕の中では喜ばしい達成だ。日記の続きを書く。起きたことだけを書くことの難しさを知り、今までは感情や思いばかりで文字数を稼いでいたことに気付く。

日記を書き終わり、次は何かしらの随筆を書こうとした。とりあえずTwitterに投稿できる短い文章から始めた。Twitterで見かけた意見やメッセージで刺さったものを、自分なりに理解し別の言葉で言い換えてみる。言い換えると、何となく少しだけ自分のものになった気がする。何とか2000文字くらい書いて、食事の支度をする。

おかず用の冷凍食品を電子レンジに入れる。温めてる間に溜まっている食器を洗い、猫のトイレの掃除をする。猫砂があと一袋しかないから明日忘れずに購入しよう。ご飯をお茶碗によそい、コップに氷を入れ、おかずと一緒に居間に持っていく。テレビを付けて、『しもふりチューブ』を流し始める。春巻きと焼売をおかずに白ごはんを食べた。美味しい味が舌を伝い幸せな気分になった。ゆっくりご飯を食べたせいか、いつもよりお腹がいっぱいになるのが早い。「ごはんですよ」と白ごはんが食べたくて、もう一杯だけご飯をよそう。

絵が描きたくなり、机に座る。どんな絵を描こうか考えるために、インターネットでイラストを調べた。顔を描こうと決めた。まずは鉛筆で輪郭を線描する。顔のパーツを埋めていく。少し皺を加える。次は細い水性ペンで鉛筆の線を辿っていく。輪郭や顔のパーツは太めでペンを使った。22時くらいになったので、中断することにした。

猫と遊ぶ。遊ぶ動画と撮って、SNSにあげた。スマホのゲームをした。時間を制限しないとと思いながらズルズルとプレイしてしまった。Twitterを見る。今日は隅田川花火大会だったと知る。数年前に当時の彼女とシェアハウスの友人と花火を見に行ったことを思い出した。

花火を面白いと思えない。混雑や人の会話の音、イベント時の人々の浮ついた空気感(いつものマナーやおしとやかさが失われる感覚)が苦手だったし、花火を見てもあまり感動しなかった。当時は「楽しい、美しいと感じた方がいいんだろうな」と楽しめていない自分をどうにか周りに合わせようとした。でも今なら楽しくないものは楽しくないからそのままでいいと思える、ということに気付き、少し考え方に変化があったことを嬉しく思う。

絵を描くことに楽しみを覚えていることを考えて、高校生のころを思い出した。高校のとき、文化祭などのイベントで漫才やコントをしたことが何度かあった。僕がネタを担当したのだが、ネタを書くのはパズルみたいだし創造力が刺激されてとても楽しかった。演劇で誰かが書いた脚本に従って演技したこともあるし、有名な曲を学年の前で歌ったこともあるけれど、ネタと創るのが飛び抜けて楽しかった思い出だ。あるものを実行するより、ないものを創り出す過程に夢中になれるのかもしれない、と頭の中でグルグル考えた。

寝る準備をして横になる。胃の少し気持ち悪い。食べ過ぎたかもしれない。食べるのが少し遅かったかもしれない。お腹のマッサージをする。お腹の調子を整えたいと思い、「腸活」と調べる。納豆、キムチ、ヨーグルト、野菜、フルーツがいいらしい。明日から腸活を始めようと決断した。ラジオを聞きながらキャンディーを壊すパズルゲームを数回して寝た。夜中の二時くらいだった。