半分ガパオライスについて考える

日記

2023/05/22(に書いたけど、たぶん2023/05/20の話)

今日は昼頃まで寝ていた。近所を歩いて写真を撮りに行ったついでに、昼飯にバーガーキングに寄った。信じられなかったが、単品のあるハンバーガーで1200円した。最初にほしかったやつは1500円だったから流石に諦めた。マクドナルドと比べサイズは大きく肉もボリューミーだったが、単品で1200円か…。でも日本でビジネスを続けられているんだから、他のハンバーガーの店とは明らかに戦略を変えて、なんだかんだみんな買うんだろうな。

ふと思った。ベイブレードがしたい。現代版ベーゴマである。ツイッターか何かで広告を見たのだ。ベイブレードをもっとかっこよく、大人の遊び、競技として売り出していくと。たぶんヨーヨーみたいな感じにしたいのだろうか。

小学校のときによく遊んでいた。床が傷付くからと、木製の土台のようなものを父親が作ってくれた。スプレーを使って自分で色を塗り替えたりしていた。ふと思ったが、昔からある玩具のベーゴマをかっこよく遊びやすくして、商業用に開発したのだろう。もしかしたら映画を観たついでにでも買いに行くかもしれない。

別件だが、ヨーヨーも久しぶりにしたい。糸で三角形を作り三角形の中でヨーヨーをブランコのようにブラブラさせる技くらいはできた記憶がある。今やってもできるのだろうか。少し気になって調べてみたのだが、ヨーヨーはアメリカが発祥で、シェアが大きいヨーヨーの企画製造会社もアメリカになるらしい。何となく日本だと思ってたけど、違うんだな。

ハンバーガーを食べていると、小さいゴキブリが出た。どうにかしようと思ったが逃げられた。どうにかしようと思ったとき、倒す道具が無いと気付いた。実家にいるときは新聞紙をまるめていた。今新聞をとっていない。どうしたものか。スプレーは猫に危険かもしれないので、置いておける駆除剤を購入しよう。近くに居酒屋があるし二階に住んでるから、ゴキブリがぼちぼち出るかも。嫌だな。猫が退治してくれるかな。

ハンバーガーを食べたあとパソコンに向かう。BTSのメンバー・SUGAがソロのライブを日本でするということで、母親がファンなこともあり、チケットを取ろうとした。発売開始時刻ちょうどから張っていたのだが、ダメだった。複数の端末で購入しようとするも、購入ページへの遷移で「たくさんアクセスがあり時間をおいてから再度アクセスしてください」と表示された。イライラしながら何度も試したがダメだった。母親にいつかBTSかSUGAのライブにはなんとか連れて行ってあげたい。

あとはダラダラしていた。たまたまSNSでマーロン・ブランドのインタービューで「あなたが最も偉大な俳優だと認識されていると分かりませんか?」と聞かれたこう答えていた。「誰が勝って誰が負けて誰が上手で誰が下手で誰がもっとも優秀で誰がもっとも下手か、そういう構図で考えるという病気がアメリカにはある。そんな風に私は考えたくない。みんな違った風に自分自身の価値観を持っている。誰が最も偉大かなんて考えたくない。なんの意味があるの?」と。

たしかに。そういうマインドはとても大切な気がする。でもやっぱり気にしちゃうよな。だってコンスタントに「あなたは劣っている」「あの人が優れている」って評価に晒されるんだもの。小さい頃から、社会人になっても。学業ではAだの「優」だの、優劣を付けられ、運動や部活では誰が一位で誰が二位か常に順番を決められる。社会人になってからも「あなたはこういう数値を追ってください」「君の業績は期待より低いです」など、評価や面談、採用面接で常に他人の目、他人の評価に晒される。そりゃ気にしちゃうよね。

そういう他人の目といい距離感を保てるのがいいんだろうな。気にしないってのは難しくても「気にし過ぎるのを控える」というのは実現可能性が高まる訳で。そう、28歳くらいまで評価面談のときに上司が言うことを全部正面から受け止めていた。「なるほど、そうですね。そこを改善しないといけないですね。改善するには…」なんて考えたり話したりしていた。

ただ自分を否定されているようでしんどくなるし、会社や仕事、上司の評価よりも大切な価値観というものがあると適応障害になり身をもって学んで29歳くらいからはは、評価面談のときに半分「今日の晩ごはん何食べよう」と考えるようになったのだ。上司が「大正君は考えるのが得意だけど、考え過ぎて足を動かすのが遅いね。もっと人とコミュニケーションを取って、きちきちせずに仕事を前に進められるよう、粗く仕事をしてみなさい」と言われているときに、半分は「なるほどなるほど」と考え、半分は「ガパオライス最近食べてないよな。でもタイ料理を食べるときはパッタイって決まってるんだよな。同じ系統で言うと、チーズナンも食べたい」と考える。これがすごく効果的で、気が楽になったのだ。

こういう距離の取り方、処世術なんだろうな。真面目に構え過ぎない、真摯に受け止めない。半分以上ふざける、半分以上不真面目に、くらいが僕はちょうどいいんだと思う。マーロン・ブランドから学んだ。