PR

2024年02月12日(月):頭の中から出ていってくれ

日記
記事内には広告が含まれています。

ニャーと起こされたが、猫のご飯の時間までまだ一時間あったから、布団の中に隠れた。それでもニャーニャーと訴えるように鳴いていた。餌の時間は早めないけど、とりあえず一回起きることにする。猫をモフモフして抱き締めた。

少しダラダラしてご飯をあげた後、もう一度寝た。昨日、夜更かししてしまった。たまの夜更かしを楽しみたいなと思うけど、今の僕はやっぱり夜更かししない方が良さそうだ。本当は誰でもそうなのかもしれない。ずっとスマホを見ていたから、目が疲れているし、心臓がバクバクしていた。

起きたら、12時前だった。重いなと思ったら、掛け布団の上にモフモフがいた。重いことと、愛らしいことが連想され始めたのは、猫を飼い始めてからかもしれない。先に昼ご飯を食べた。ご飯の上にお茶漬けとコーンポタージュの素をかけてみた。なかなか美味しかった。

シャワーを浴びて、ラジオ体操をする。最近、と言ってもここ数日だが、ラジオ体操をしている。運動不足すぎて、肩を上げる運動でも結構疲れる。全部の体操を全力でやると疲れるので、所々手を抜いたり、ふざけた踊りをしたりしている。数分、ストレッチをする。整骨院やマッサージに行く度に、身体の硬さに驚かれるが、ほんの少し柔らかくなってきた。

本とルイボスティーを持って、散歩に出かける。日光を浴びないと絶対にしんどくなる、死活問題だ、という気持ちで、数分だけでも、と始めたが、何だかんだ続いている。最初は義務っぽく歩いていたが、今日は「ここの路地、ここの階段、面白いな」「こんなところに変な坂があったんか」などと面白かった。世界が楽しく感じた。ジョギングしている人がチラホラいる。僕も走れるようになりたい。

座るところを見つけて、『がんばらない練習』という本を少し読み進める。たまにルイボスティーを飲む。本の中で「お酒は飲まない」という話があり、そういえば、今年お酒飲んでないな、と気付いた。年末に2回くらい忘年会的なものに誘われた時に飲んだけど、誘ってもらってアレだが、行かなければよかったと後悔した。その内の一回は、前職の苦手な人がいて、今でもたまに思い出してしまう。

少し食材を買って、家に帰る。もう夕方前だった。求職活動をしようと思ったが、休みだし、今日も書く活動をしようと思った。でも、書いていると、不安になってチラチラと求人を見てしまう。もしかしたら、家の近くでバイト、というのもなかなかいい戦略かもしれないな、とふと思った。

なんとなく、正社員じゃないと、って思っていたけど、まずは健康を安定させて働きたいし、年収三分の一以下になるけど、全然いいよな。ちょっと先だろうけど、書くことに集中できたらそっちで少しは稼げるようになるかもだし。少しずつ、囚われが剥がれてきて、「どう生きれば、働けば今の僕にとってベストか」が更新されていってる。「こう生きていったら楽しそう」が素直になれている気がする。

晩ご飯を準備しているとき、なぜかふと、前職の苦手な人を思い出した。当時僕が所属していたチームのリーダーだった。去年末、たまたま飲み会にいて、僕が休職したキッカケついて、横で話しているのが耳に入ってしまった。会社に行くのが怖くなるキッカケの言葉を発した人に対して、「リーダーとして謝った」とその人は言っていた。僕が悪いことをしたみたいじゃないか、と、その飲み会以来たびたび思い出して消えたくなる。

忘れてしまいたい。たまにスルリと脳内に入り込み、グルグルと考えてしまう。何度も再生してしまう。考えたくない。思い出す度に、鉛が落とされたように心が重くなる。僕の感じ方が悪いのは分かっている。でも理性で覆そうとしてもどうにもならない。傷は残っていて、嫌な気持ちはこびりついて取れない。もう嫌だ。お願いだから頭の中から出ていってくれ。

晩ご飯は両親が送ってくれたカレーだった。久しぶりに家のカレーを食べられて、本当に嬉しかった。嫌な記憶が脳にこびりついていたのが、少しだけ和らいだけど、酷く嫌な気持ちになって、自分が情けなく感じて泣いてしまった。最近毎日泣いている。本当はアイツのことなんて気にする必要はない。感情を真っ向から馬鹿にされたような気分になっても、誰かが僕を大切にしなくても、僕は僕を大切にしないといけない。

嫌なことを思い出すとき、いつもは気にならない隣の部屋からの音でイライラするとき、疲れが悪さをしていることがある。もしかしたら大概の場合、疲れが悪の根源かもしれない。疲れで過敏になって、イライラしてしまう。イライラする自分に対して、また情けない気持ちになる。自分の感じ方どうこうではなく、ただ疲れているだけだ、休まないと、と思った。深呼吸、深呼吸。

ご飯を食べながら、『ゆるキャン△』を観始める。前から気になっていた。落ち着くような、微笑ましいアニメが観たくて、ゆるキャンにした。登場人物が湖畔まで歩いているアニメの風景を見て、少し透き通るような気持ちになった。忙しさや喧騒に、自分の感性や本音が掻き消されていたのを思い出した。自然、世界、非日常の中に、心の豊かさを刺激する美しさが溢れているんだろうな。

今日は、ルイボスティーを飲んで、ちょっとだけ本を読んで、ストレッチと深呼吸をして、早めに寝ようと思う。

おしまい。