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欠点も不器用さもあなたらしさ

日記
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昼ごろに起きた。いつも7時に猫に起こされて餌をやるが、そのときに頭が重たすぎる。頭に酸素が通っていない感覚。だから寝る。そしてお昼ごろに起きた。困った。入眠、起床のリズムを健康的にしないと。金持ちの人は早起きだと言うし。

夜までスマホはうつ病の大敵なのだ。最近、一時、二時までスマホを触ってしまう。そして次の日は遅めに起きてしまう。夜中に何をしてるか。ツイッターとティックトックとパズルゲームである。ご飯は早めに食べて23時くらいにはベッドに行こうとするが、気付いたらダラダラと時間を過ごしている。

例えばツイッターは、ニュース、批評・主張、大喜利を読み続けてしまう。記憶に残る訳でもないけど、例えばある法案が可決してどんな政策で何に怒って何に悲しんでいるか、などを有象無象の思考、感情に触れる。勉強している感覚ではないけど、「あ、政界って割りと狂ってるのかも」とか、何となくの全体的な社会の心象みたいなものを読み取れるから、興味深くて読んでしまう。何が人の感情を揺さぶるか、自分自身の感情も含め、興味があるのかもしれない。

起きて直ぐに、カップ麺、蒙古タンメン中本のまぜそばを準備する。最近辛いものにワクワク感を覚え始めた。「食べられるよ」くらいだったが、辛いものに惹かれる要因は何だろう。

蒙古タンメン中本のまぜそばを食べながら、テラスハウスを観始める。ネットフリックスで配信された『BOYS & GIRLS IN THE CITY』。シリーズ二作目のようだ。僕は数年前にテラスハウスにハマった時期があり、友人と上海に行ったときも移動中に観たくなるほど夢中だった。

何が面白いか。普段生活していると、何だかんだちょっと似通った人と時間を過ごすことになると思う。仕事だと、企業の大きさで違うかもしれないけれど、カルチャーが合う人材、能力が会社が求めるレベルにある人材が集まる。僕の場合は、せめて30人くらいの限られた人としかコミュニケーションが取らなかった。交友関係も、人によって幅は異なるものの、似たような好きなもの、似たような性格の人が集まりやすいはず。

テラスハウスが日常と違うのは、考え方、性格が全く異なる数人と、同じ住居の中で共同生活をしないといけないという所。数ヶ月とはいえ、嫌いな人がいても逃げられない。そして、視聴者自身も普段出会わないような人、あまりコミュニケーションを取らないような人の、日常生活で炙り出される部分に触れることができる。

知らない人のリアルな生活、対話、恋愛模様を見られることなんてそうそうないし、「自分だったらどうする?」「その発言の真意は何?」と共感できるところ、理解が及ばないところに触れ、人間模様の興味深さに触れられる。あくまで切り取られて編集されているけど、人の灰汁のような部分も観察でき、外からああだこうだ批判するのだ。

僕だったらあんな共同生活、耐えられない。常に人の批判、非難に晒されて、台本は無いとは言え自分で行動しないとというプレッシャーはあるだろうし、トラブルが起きたら疑似家族会議的なもので自分・相手の嫌な部分真摯に向き合わないといけないし、本当に異常な生活環境だと思う。

そう、色々考えさせられるものがある。「それはありえないでしょ」なんて思うけど、その一部分を切り取ってみるとそうかもしれないけれど、人間はそう出来たものでもない。それまでにどのような心理が積み上げられていて、背景にどのような動機、感情があるかなんて見えない。「もっと大人になろう」とか思う自分がいるけど、自分に対して「お前がなんぼのもんないんじゃい」と強く思う。完璧なんて無理で、人には色んな欠点があって、お互いに共感が難しい考え方があって、全部含めて人間、全部含めてあなたなのである。

テラスハウスは、自分を照らし合わせる鏡のような存在なのかもしれない。数々の登場人物の行動や言葉や考え方に触れて、欠点の温かみみたいなものを自分の中に取り込んで、「自分らしさとはこういうものかもしれない」と考えるきっかけをくれる、そういう装置なのかもしれない。反面教師として捉えることもあるし、「スマートじゃなくていい。不器用も含めて、人間味あふれるストーリーだな」と感じることもある。思考、感情の壁打ちになって、自分も少しだけ豊かになれているような気がする。

正解なんてないし、完璧でなくてもいい。欠点も不器用さも全部あなた。自分が考えてること、自分の感情が分からないとき、混乱するときだってある。もし誰かとぶつかったら、受け止めるだけでいい。受け入れなくていい。逃げればいい。色んな人がいて、色んな人間味がある。社会生活をする上でどうしても変えないといけない局面があるかもしれないけど、無理ならそのままでいい。自分らしく、あなたらしくいられればいいと思う。なんてことをテラスハウスを見て思う。